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『物語がはじまる。友達と再会して少しだけ話す。
それと新しい幽霊がきたこと。』

雪深い町のアパートの一室でひきこもって暮らす「小夜子」。
ひょんなことから、とある事情で疎遠になっていた友人たちと再会を果たす。

この町にいるのは人間ではなく幽霊と呼ばれるなんだかわからないもので、
どうやら永遠に生きて、老いることも朽ちることもなく、ずっと変わらないものだった。

小夜子は友人から、新しい幽霊がやってきたという話を聞かされる。
この町に誰かが来たり出て行った記録はない。小夜子はそれを知っていた。なぜなら──

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