
What is ghostpia?









'ghostpia'は、絵本のような温かみのあるヴィジュアルと、グリッチとノイズに彩られたノスタルジックな表現が特徴の、ストーリーを楽しむヴィジュアルノベルです。
欧米ではメジャーなグラフィックノベルの表現を取り入れた、グラフィカルなビジュアルノベル──デンシ・グラフィックノベルを標榜しています。
QTEや分岐をあえて廃して、一本のシナリオを徹底的にブラッシュアップ。
Switchの機能を活かした多彩な表現で、まるで一本の長編映画のような濃密な物語体験をお届けします。
現在、ghostpiaはプラットフォームをNintendo Switchに移して、より表現を突き詰めて展開してゆきます。

2023年3月23日より、その第一弾として『ghostpia シーズンワン』がついに登場。
現在全2シーズンを予定しているghostpiaの物語の前編にあたるエピソードが収録されています。
本作の後にも続くghostpiaの物語を楽しみにお待ちください。

いろいろできないわたしは

Story
雪に閉ざされた終着駅の町。
短い昼が終わると、町にあふれるのは幽霊たち。
でも、ほんとうの幽霊じゃなくて、不死身の自分たちをそう呼んでみているだけだった。
幽霊の理想郷。誰かがそう言っていた。
「でもどうだろう、ただのごちゃまぜの町でしかないような気がするな」
彼女──小夜子は、そう思っていたけれど。
小夜子は町でたったひとりの異邦人。
新入りの、ちょっと不思議な女の子「ヨル」とルームシェア中。
小夜子は故郷に帰りたかった。
誰も超えたことのない、町を囲む雪の砂漠を越えて、あるかもわからない故郷へ。
忘れていた「大事なこと」を思い出したかった。
それが夢だった。
どこにも行けないこの町で、いろいろできないわたしは夢みる。